この記事では、家づくりの打ち合わせ終盤に聞かれやすい、分電盤の取付け位置についてまとめるよ~!
- 担当さんに「分電盤の位置どうします?」って聞かれたけど、どの場所がベストかわからない!
- 家づくりを経験した人は、最終的にどこへ設置したの?

分電盤の取付け位置について、こんなお悩みがある人もきっと多いはず!
分電盤はブレーカーが収められた、室内の電気を各お部屋に分配してくれる装置。
家庭の回路数によるけど、分電盤は意外と大きいから、取付け位置に気を付けないと後悔しやすい!
今回は我が家の実例もお見せしつつ、分電盤の取付け位置を詳しく解説していくよ。
分電盤の取付け位置は、実はある民間規格で設置基準が設けられているの。



今回の記事を参考に、みんなも分電盤を適切な位置に指定してね!
【知らなきゃ後悔】分電盤の位置はどこがベスト?





中には「分電盤ってそもそも何?」って思っている人も多いかも。
まずは分電盤の基礎知識をお伝えしてから、設置基準・おすすめの取付け場所を解説するね!
分電盤の位置はどこがベスト?



打ち合わせ終盤の疲れから指定が適当にならないよう、分電盤について知っておこう。
分電盤の基礎知識と役割


分電盤とは、室内の必要な場所へ電気を分配してくれる装置だよ。
中には電気を遮断できるブレーカーが複数配置されているの。
製品によるけれど、中には以下の装置が収められているよ。
※名称にはバラつきがある
- アンペアブレーカー(メインブレーカー):
・電気会社と契約している以上の電流が流れると、室内すべての電気を自動で遮断する装置
・電力会社によっては設置されない場合もある
・災害時はこのブレーカーを切ることが多い - 主幹ブレーカー(漏電遮断器):
もしも漏電が起きたとき、電気を自動で遮断する装置 - 分岐ブレーカー(配線用遮断器):
・各お部屋やコンセントに通じる回路へ容量以上の電気が流れると、特定回路の電気だけ遮断する
・複数のスイッチが並んでいる



今はカバーが付いているものも多いけど、装置がむき出しになっている場合もあるみたい。
お家に太陽光発電の蓄電池を設置する場合、停電といった緊急時に蓄電池内の電気へ切り替える「切替盤」も設置する。
分電盤はエアコン・洗濯機のように普段使いするものではないけど、地震・台風などの緊急時に触れることが多いよ!
分電盤の中にあるアンペアブレーカーを落とせば、室内の電気がすべて遮断され、通電火災といった二次災害防止につながる。
分電盤の位置は見た目を重視しがちだけど、安全性を高めるためにも、緊急時にすぐ使える位置へ取り付けるのが理想的◎



次は分電盤の設置基準を確認していこう!
分電盤の設置基準


分電盤の取付け位置は、「内線規程」という民間規格で設置基準が設けられているの。
“一般社団法人日本電気協会“が公表している民間自主規格。
経済産業省の「電気設備に関する技術基準を定める省令」「電気設備の技術基準の解釈」を補完する具体的な規定が記載されている。
今回「内線規程」について調査したところ、分電盤設置に適切とされる環境が見えてきたよ。
簡単にまとめると「安定していて、電気回路の操作・ブレーカースイッチのオンオフが簡単にできる露出場所」!
必要なときスムーズにブレーカーを操作できるよう、周囲の障害物が少ない状態を推奨しているみたい。
逆に以下の場所は、分電盤の取付け位置としては不適切とされているの。
- 戸棚や押入れの中
※専用スペースとする場合を除く - 鍵付きのトイレといった、緊急時すぐに入れない可能性がある場所
- 浴室といった、湿気が充満しやすい場所



必要なとき、すぐ操作できるところが適切な場所ってこと!
おすすめの分電盤取付け場所


先述した「内線規程」を踏まえると、分電盤は以下の場所に設置できると◎
- リビング
- キッチン
※熱が出る家電の上部・湯気や油に注意 - パントリー
- 玄関・勝手口
- シューズクローク
- ウォークインクローゼット
etc.
お家の間取りにもよると思うけど、湿気が少なく、普段目につきにくい場所が多いよね!
取付け位置を探している人は、紹介したお部屋に設置できるスペースがないか確認してみよう。



このとき意識してほしい選び方は、のちほど紹介するね~。
我が家の場合はハウスメーカー『一条工務店』で施工してもらったよ。
「まだハウスメーカー決まっていない」って人がいたら、約30万円の特典がもらえる紹介制度もあるからぜひ活用してね♪
失敗しない配置と選び方のコツ


前半では「内線規程」を元に分電盤の設置基準・おすすめの取付け場所を解説したよ~。



分電盤の取付けに向いているお部屋はわかったけど、細かな配置・選び方も大事!
ここからは我が家の実例もお見せしながら、より具体的な配置・位置の選び方をお話ししていくね。
【実例付き】失敗しない分電盤の配置





設置するお部屋が決まったら、より具体的な配置を決めていこう!
分電盤の配置を決めるとき、こんな部分に気を付けると◎
- 出入口・収納への接触がないか
- 操作するときに手が届くか
- 分電盤のカバーも開け閉めできるか
- 停電して移動&操作するとき、お部屋が暗すぎないか
- 視覚的に悪目立ちしていないか
etc.
家づくり経験者の中には、「出入口・収納と接触して使いづらい」「見た目も気にしたらよかった」と後悔する声もあったの。



周辺にある収納を使う人は、分電盤のサイズにも要注意!
奥行きはご家庭によって変わってくるけど、分電盤は設計図で1マスほどの大きさがあり、かなり存在感があるんだよね…。
そんな分電盤、我が家は1階のファミリークローゼットにある天棚上へ設置!
最初は階段下収納内に隠そうと思っていたけど、我が家の場合は設置できなかったから変更したの。



お客さんが来ても目立たない場所へ配置できた♪
5人家族(私と単身赴任中の夫+娘3人)でのサイズは、こんな感じ。


我が家には太陽光発電&蓄電池もあるので、切替盤もお隣に設置。
打ち合わせ終盤の疲れから「もうこれでいいや」ってなりやすい箇所だけど、分電盤の位置は「ちゃんと決めたらよかった」と後悔しがちな場所。
入居したあとの不満を減らすためにも、分電盤の配置もこだわって指定してね♪



ちなみに、我が家は『一条工務店』で家づくりしたよ~。
細かな間取り・コンセントの位置など、自分が納得いくまでプロと打ち合わせを重ねて完成させた!
『一条工務店』には展示場訪問前の人だけ受けられる紹介制度があって、私ゆまひからなら「店長クラス」の担当者さんを付けられるよ。



「どんな担当さんが付くか不安…」って人も、ぜひ活用してね~。
【候補が複数ある場合】取付け位置の選び方


分電盤を設置できそうな場所が複数あって迷ったら、以下のポイントもチェックしてみて!



各項目をタップすると、詳しい解説が見られるよ~。
選び方①非常時に操作しやすい場所にする
分電盤は停電や災害発生時に触れることが多いので、非常時でも操作しやすい場所へ設置しよう。
停電が復旧した際に起こりやすい「通電火災」を防ぐため、分電盤の中にあるブレーカーを落とす必要がある。
「周辺に物があって操作しづらい」「2階にあるので移動しづらい」など、いざブレーカーを操作するってときに問題が起きやすいの。
手が届く高さが理想的だけど、あまり低すぎるとホコリが入り、装置に異常が出ることもあるみたい。



手が届く範囲で、200センチ以内の高さに収めると◎
「自然光が入らない」「高い位置になった」って人は、懐中電灯・踏み台も近くに用意しておこう。
選び方②湿気が少ない場所を優先する
「内線規程」にもあるように、分電盤の取付け位置は湿気の少ない場所が推奨されているよ。
お風呂・トイレといった湿気が多い場所は、部品の劣化が進みやすく、動作不良や破損のリスクがある。



分電盤は比較的高い場所へ設置するから、落ちてきたら危ないよね…!
ちなみに脱衣所もお風呂に繋がっているので、”湿気の多い場所”とするのが多いみたい。
長期的に考えると、設置スペースがあるなら湿気の少ない場所を優先すると◎
選び方③他人に見られても平気な場所にする



分電盤は存在感があるので、目立たない場所に設置できるのが理想的!
お家の住人はもちろんだけど、お客さんを招くのが多いって人は、人を通さないお部屋へ設置できると◎
そして分電盤の点検・修理など、業者さんに見てもらう可能性があるのもお忘れなく。
分電盤の取付け位置によっては、業者さんに見られたくないお部屋を見られたり、作業中に行けないお部屋が出たりするよ。
・寝室や個室などの”プライベートゾーン“
・洗面所やトイレなどの”サービスゾーン“ etc.
「ここは人に見られたくない!」って場所がある人は、他人に見られたときどう思うかも考慮して取付け位置を選んでみて!
分電盤はいろんな回路とつながっているので、1度設置すると簡単に移動できなくなる。
入居後の後悔にもつながるから、紹介したポイントも踏まえて適切な設置スペースを選ぼう。
分電盤は目立たず適切な位置へ設置しよう!


この記事では、おすすめの分電盤取付け位置を詳しく解説したよ~。
分電盤はお家の電気を遮断できるブレーカーが、1ヶ所にまとめられた装置!
滅多に触れないけれど、災害での通電火災が起きないようにブレーカーを落とすため、非常時に使うことが多いの。
存在感があるから普段は目立たたず、非常時に問題なく操作できるよう設置するのが理想的◎



私ゆまひのお家では、ファミリークローゼット内の上に設置したよ~。
ここからはザッと、今回紹介した内容をまとめていくね♪
分電盤の位置はどこがベスト?
設置におすすめのお部屋・配置もお伝えしてきたよ。



候補の場所が複数ある場合、最後にお伝えした”取付け位置の選び方”も参考にしてね。
分電盤の設置も含めて、私たち家族がはじめての家づくりでお世話になったハウスメーカーは『一条工務店』!
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