この記事では、地鎮祭はいまどき実施するものなのか徹底解説していくよ~!
- 工事前の地鎮祭って、やるべき?
- いまどきの費用相場っていくらするの?
- 地鎮祭をやるか、選ぶポイントも知りたい!
お家の着工前に行う伝統的な儀式”地鎮祭(じちんさい)”。
普段はあまり聞かない名前なので、具体的にどんな儀式なのか知らない人も多いはず。
地鎮祭は土地を守る神様へ報告&許可をいただき、工事の安全祈願をする儀式。
古くから行われているけど、実施するかは施主の判断によって変わってくるの。
今回は家づくり経験のある私ゆまひが、地鎮祭は着工前にやるべき儀式なのか、具体的な特徴も踏まえて詳しく解説していくよ!
いまどきの費用相場・選択のポイントもお話しするから、ぜひ見てみてね♪
【最新版】地鎮祭はやるべき?
結論、地鎮祭は必ず行わなければならない儀式ではないの。
まず地鎮祭(じちんさい)はお家の建設前に行う、日本の伝統的な儀式だよ。
行う大きな目的は、主に以下の3つ!
- 土地を守る神様へ、建設による土地の利用を報告する
- 土地を守る神様に建設の許可をいただく
- 工事の安全を祈る
地鎮祭には神道の神式・仏教の仏式があったり、キリスト教式の「起工式」があったり、各宗教によって少しずつ形が変わってくるの。
今回は神式の地鎮祭をメインに解説するよ!
また地鎮祭には工事関係者が参列するため顔合わせをしたり、儀式後ご近所さんへ挨拶回りをしたりするのが一般的。
ここまで基礎を紹介したけど、最近では儀式を実施しない家庭も増えていて、義務的に行うものじゃないの。
とくに20・30代からの依頼が減り、「セルフ地鎮祭」という簡潔化する人もいるくらい!
施主側から持ちかけない限り、地鎮祭を行わない施工会社もあるみたい。
だから地鎮祭はあくまで+αと考えて、実施しないのも1つの選択肢だよ。
「地鎮祭の準備で費用をかけたくない」「多忙だから時間が取れない」などの場合。
このようにコストをかけたくない・手間がかかるという理由から、地鎮祭を行わない人も珍しくないの。
必要な物や費用・儀式の流れなど、のちほど詳しく解説していくね!
ただ地鎮祭自体頻繁にやらないものだから、以下の気持ちが残っている人はよく検討してみると◎
- 家族との思い出を作りたい
- 貴重な経験だから、儀式へ参加してみたい
- お家で何かあるたびに「地鎮祭をやらなかったから?」と思いたくない
- 頻繁に時間がとれないので、工事関係者・ご近所さんへ挨拶する機会を作りたい etc.
「自分・家族がどうしたいか」を考慮して、地鎮祭の実施を判断しよう。
ここからは実施の判断材料として、必要なもの・当日の流れといった詳細を紹介していくよ!
記事後半でも、準備から考える選択のポイントを解説するね~。
地鎮祭の依頼先
地鎮祭を実施する場合、儀式を行ってくれる専門職の人へ依頼するよ。
主な宗教ごとの依頼先は、以下のとおり。
- 神式:神社の神主
- 仏式:お寺の僧侶
- キリスト教式:教会の牧師
各居住地の氏神様を祀る「氏神神社」へ順ずる場合、各都道府県の神社庁から電話で聞ける。
施工会社の中には、依頼先へ地鎮祭の手配をしてくれるところもあるよ。
施工会社によって対応が違うので、必ず確認をとってね。
地域・依頼先にもよるけど、依頼でかかる費用相場についてものちほど紹介するよ!
地鎮祭の日取り
地鎮祭は冠婚葬祭のように、六曜(ろくよう/りくよう)・十二直(じゅうにちょく)といった吉日に実施するのがいいとされているよ。
現代ではカレンダーにも記載されている、日ごとの吉凶を示す暦注。
以下6つの種類がある
- 先勝(せんしょう/さきがち etc.)
- 友引(ともびき)
- 先負(せんぶ/さきまけ etc.)
- 仏滅(ぶつめつ)
- 大安(たいあん/だいあん)
- 赤口(しゃっこう/せきぐち etc.)
地鎮祭に適した六曜での吉日は、以下の4つ!
- 大安(全日)
- 友引(午前11時~午後1時以外)
- 先勝(午前)
- 先負(午後)
それぞれの曜によって、吉日とされる時間帯が違ってくるよ。
また六曜に合わせて、十二直の吉日も考慮して日取りを決める場合があるの。
日本に奈良時代から伝わったとされる、北斗七星の方角をもとにした暦注。
以下の12種類がある。
- 建(たつ)
- 除(のぞく)
- 満(みつ)
- 平(たいら)
- 定(さだん)
- 執(とる)
- 破(やぶる)
- 危(あやぶ)
- 成(なる)
- 納(おさん)
- 開(ひらく)
- 閉(とづ)
地鎮祭に適した十二直での吉日は、以下の6つ!
- 建
- 満
- 平
- 定
- 成
- 開
吉日に合わせて、以下2種類の凶日も避けると◎
- 不成就日:
1ヶ月に3~5回訪れる、なにをしても成就しないとされる凶日。 - 三隣亡(さんりんぼう):
「この日に建てると3軒隣の家まで火事になる」とされる、建築関係者にとっての凶日。
スケジュール次第なので絶対ではないけど、吉日が気になる人は参考にしてね!
地鎮祭で必要なもの
地鎮祭では、さまざまなものを用意する必要があるの。
地鎮祭の依頼先・施工会社がほとんど準備してくれる場合が多いけど、施主自身が用意することもあるよ。
施主自身が準備する可能性の高いものは、主に以下のとおり。
種類 | 補足 | |
初穂(はつほ)/玉串(たまぐし)料 | 儀式を実施してくれる依頼先への謝礼金。 依頼先・地域によって金額は異なる。 | |
依頼先への御車代 | 儀式を実施してくれる依頼先が、地鎮祭を行う場所へ訪れる際の交通費。 | |
のし袋 | 初穂/玉串料を包むために使う(水引は紅白の蝶々結び&中袋があるもの)。 水引は取り外せると◎ | |
※依頼先・地域によって異なる | お供え物・神饌(しんせん)水 | |
塩 | ||
米(洗って天日干ししたもの) | ||
奉献酒(清酒) | ||
野の幸(野菜類) | ||
山の幸(果物類) | ||
海の幸(海藻・魚類) |
儀式中に使う祭壇・テントなど、大がかりなものもあるよ。
施主自身が用意するものは依頼先・施工会社によって異なるから、事前に確認しておこう!
ちなみに一条工務店では、お供え物・設備などを準備してくれる場合もあるよ!
地域によって違うかもしれないけど、中には約3万円の初穂料を用意して、地鎮祭を実施した人もいるみたい。
「地鎮祭はしたいけど、準備の手間・費用がかかるのはな…」と考えている人へ◎
一条工務店には最大約30万円のオプションがもらえる紹介割引もあるから、費用を抑えて家づくりしたい人はぜひ活用してね。
私ゆまひも紹介できるので、希望する人は下のボタンから連絡してね!
地鎮祭の服装
地鎮祭は神事ということもあって、フォーマルな服装がいいとされているよ。
男性ならスーツ・ジャケット、女性ならブラウス・ワンピースなどのきちんとした服装が◎
けれどSNSなどで経験者の投稿を見てみると、比較的カジュアルな私服で参加する人も多くなっているみたい!
その後ご近所さんへ挨拶回りもする場合、清潔感のある服装で行くと好印象◎
地鎮祭当日の流れ
興味がある人は、当日は具体的に何をするのか知りたいよね。
ここからは神道の地鎮祭を軸に、儀式当日の流れを解説していくよ~。
地鎮祭では儀式を行う前日までに、「地縄張り」で建物の範囲&配置を視覚化される。
形式は地域・依頼先によって異なるけど、儀式の流れは以下のとおり。
儀式名 | 補足 |
1.手水(てみず/ちょうず)の儀 | 手・口を水で清める。 |
2.開式の辞 | 参列者へ儀式開始の挨拶をする。 |
3.修祓(しゅばつ)の儀 | 参列者・祭壇などをお清めし、神様を迎える準備をする。 |
4.降神(こうしん)の儀 | 神様を祭壇へ招く。 |
5.献饌(けんせん)の儀 | 神様へお供え物を捧げる。 |
6.祝詞奏上(のりとそうじょう) | 神主が神様へ建築開始の報告・安全祈願として祝詞を奏上する。 |
7.四方祓い(しほうばらえ) | 神主が土地の四隅・中央を清める。 |
8.地鎮の儀 | 施主・施工会社が刈初(かりぞめ)/穿初(うがちぞめ)の儀を行う。 刈初の儀:盛り砂の上に刺した笹を鎌で刈り取る 穿初の儀:盛り砂に鍬(くわ)を入れて崩す ※「えい、えい、えい」と声掛けすることが多い |
9.玉串奉奠(たまぐしほうてん) | 施主・施工会社が玉串を神様へ捧げる。 |
10.撤饌(てっせん)の儀 | 祭壇のお供え物を下げる。 |
11.昇神の儀 | 神様を見送る。 |
12.閉式の辞 | 地鎮祭終了の挨拶をする。 |
13.神職退下(しんしょくたいげ) | 神主が退場する。 |
14.神酒拝戴(しんしゅはいたい) | お供え物のお酒を参列者でいただく。 ※飲むフリでもOK |
地鎮祭の儀式自体は20~30分ほどで終了することが多く、片付けも含めると2時間ほど。
その後に、ご近所さんへ挨拶回りをする人が多いよ◎
現代では本格的な儀式を実施しないものの、家族のみで安全祈願する「セルフ地鎮祭」を行う家庭も増えているみたい!
セルフ地鎮祭の流れは、主に以下のとおり。
- 米・清酒・塩を用意する
- 東→南→西→北→中央の順に、各箇所へ施主が米をまく
- 同じ順で、清酒・塩をまく
- 残った米・清酒・塩を中央で盛る
- 中央でお祈りする
地鎮祭の形式をどうするか、後半で解説する選択のポイントも参考にしてみてね♪
いまどきの費用相場と選択のポイント
前半では必要なもの・当日の流れなど、地鎮祭に関するあれこれを紹介してきたよ。
だけど中には、こんな疑問がある人も多いのでは?
- いまどきの地鎮祭でかかる費用相場っていくら?
- 実施するかしないのか、選択のポイントってあるかな?
こういった疑問にお答えするため、ここからは以下の流れで解説していくね!
いまどきの地鎮祭費用相場
みんな気になる、地鎮祭の費用相場についてお話ししていくね~。
本格的な地鎮祭を実施したい場合、依頼先へ渡す礼金・お供え物など、さまざまな場面で費用がかかるよ。
依頼先・施工会社によっては、準備費用が料金に含まれていることもあるの。
地鎮祭でかかる費用は、主に以下のとおり。
代金の種類 | 金額 |
初穂/玉串料 | 10,000~50,000円 |
御車代 | 5,000~10,000円 |
設備設営・レンタル料 | 20,000~50,000円 |
お供え物 | 5,000~20,000円 |
合計 | 40,000~130,000円 |
あくまで目安の金額だから、施主側で何を用意しなければいけないのか、いくら必要なのか必ず依頼先・施工会社へ確認してね。
地鎮祭の儀式で必要なものと合わせて、「工事関係者の人にもお礼したい」「ご近所さんへの挨拶回りを渡したい」という場合、別途費用がかかるよ。
工事関係者へのお礼は必須ではなく、菓子折りで代用することも多いよ!
工事関係者やご近所さんへお礼・粗品を渡す際の費用は、目安として以下のとおり。
代金の種類 | 金額 |
工事関係者(棟梁) | 10,000~20,000円 |
工事関係者(その他の大工さん) | 3,000~5,000円 |
(1軒あたり) | 自治会長への粗品1,000~2,000円 |
ご近所さんへの粗品(1軒あたり) | 500~1,000円 |
地鎮祭でかかる費用の相場を紹介したけど、「けっこうお金かかるな!」と感じた人もいるのでは?
ただでさえ費用がかさむ家づくり。
気持ち的には本格的な地鎮祭をしたいけど、金額的に難しい人も少なくないはず。
だけど施工会社によっては、地鎮祭にも対応してくれるところもあるんだよね!
我が家がお世話になった一条工務店も3万円ほどの初穂料はかかるけど、地鎮祭の手配をしてもらったところもあるみたい。
テントといった大きい設備を準備してくれる場合もあるから、直接神社へ依頼するより施主側の負担も減らせる可能性大◎
「地鎮祭に対応してもらえる可能性の高い施工会社がいい」という人は、一条工務店での家づくりもぜひ検討してみてね。
展示場訪問前限定の紹介割引もあるから、要チェックだよ!
準備から考える選択のポイント
地鎮祭は義務的なものじゃないけれど、実施するか悩む人ももいるよね。
そういったときは、とくに“準備”の面で実施するか考えてみよう!
抑えておきたい準備でのポイントは、以下の4つ。
- 地鎮祭でいくら費用がかかるのか
- 施主側で何をどれくらい準備するのか
- 施主側に段取りを立てる手間があるのか
- 施行会社は地鎮祭に対応できるのか
先にお話ししたように、地鎮祭はさまざまな費用がかかったり、各自準備するものがあったりするの。
依頼先・施工会社が一部でも対応してくれる場合は費用・準備ともに負担も軽くなるけど、そうでない場合はすべて自己負担になるよね。
儀式を重んじる気持ちも大切だけど、まずは自分・家族に負担がかかり過ぎないかもよく考えてみて!
費用がかかったり、手間が多くなったりしないかも、地鎮祭を実施するかの判断材料になる。
現代では施工会社が代理でお祓いしてくれる場合があったり、家族だけで行うセルフ地鎮祭にしたり、もっと簡易的な手段もあるの。
「気持ち的に地鎮祭はやりたいな」って人は、こういった手段も検討してみると◎
ちなみに我が家が家づくりをした施工会社・一条工務店では、希望すれば地鎮祭の手配をしてくれる場合があるよ。
お家を建てる地域で内容に差があるかもしれないけど、地鎮祭をやりたい気持ちが強い人に◎
一条工務店には最大30万円のオプションがもらえる紹介割引もあるから、地鎮祭も含めて費用を抑えたい人必見だよ!
周りに一条工務店施主がいない場合、私ゆまひ経由で紹介できるよ♪
自分・家族の気持ちも踏まえて地鎮祭の実施を判断しよう!
この記事では、地鎮祭はいまどきやるべきものなのか徹底解説したよ~。
宗教・地域によって異なるものの、神式では神様に土地を利用する報告&許可をもらい、工事の安全を願う”地鎮祭”。
古くから日本で浸透している伝統儀式だけど、絶対にやらなければならないものではなくなっているよ。
地鎮祭でかかるいまどきの費用・家族の意向など、施主自身で実施を判断することになるの。
今では形式も多様化しているから、今回解説した内容も参考にして自分・家族はどうしたいのか話し合ってみてね。
施工会社の中には地鎮祭の手配をしてくれたり、料金の中に準備費用が含まれていたりするところもある。
私が家づくりした一条工務店も、地鎮祭へ対応してくれる場合があるみたい!
一条工務店には最大30万円のオプションをプレゼントしてもらえたり、優秀な担当者を付けてもらえたりする紹介割引もあるよ。
「施工会社がまだ決まっていない」「家づくり中の費用を少しでも抑えられたら…」と考えている人は、ぜひ活用してね!
コメント