この記事では、キッチンの使いやすいレイアウトについて解説していくよ~!
「日常的に使うキッチンは、使いやすくしたい!」
「キッチンの間取りを考えているけど、忘れがちなポイントってあるかな?」
キッチンの間取り・レイアウトを計画しているとき、こう思う人も多いはず。
家づくりは決めることがたくさんあって、途中で面倒くさくなりがち……。
特にキッチンは決めることが多いけど、細かく考えておけば入居後の後悔を大幅に減らせるよ!
今回はキッチンの使いやすいレイアウト・忘れがちなポイントを詳しく解説していくから、ぜひ参考にしてね♪
記事の後半「忘れがちな7つのポイント」では、我が家の実例を紹介するよ!
キッチン使いやすいレイアウトとは?
キッチンを使いやすくするには、周囲のレイアウトやキッチンタイプに合わせたりするのが効果的だよ。
上のポイントを見逃していると、不便でストレスの溜まりやすいキッチンになってしまうの。
快適な空間になるように、ここではキッチンの使いやすいレイアウトについて徹底解説していくね。
まずは使いやすいレイアウトに共通する特徴を見ていこう!
使いやすいキッチンレイアウトの特徴
“使いやすいキッチンレイアウト” には、主に以下の特徴があるよ。
どれも細かな計画が必要だけど、ここをしっかり準備しておけば後悔のないキッチンを作れるよ◎
上の特徴を踏まえて、キッチンの使いやすさをグンとUPさせよう!
特徴①家事動線に合わせている
キッチンをレイアウトするときは、使う人の家事動線に合わせると◎
実際の動きに合わせれば余分な移動・手間を省けて、キッチンでの作業がスムーズになるの。
とくにキッチンで目安とされているのが、 ”ワークトライアングル” を意識したレイアウトだよ!
シンク・コンロ・冷蔵庫の位置を結んでできる、3角形の作業動線。
2・3歩で移動できるように、3辺の合計サイズを360~600センチに収め、正三角形に近くするほど効率がよいとされている。
ワークトライアングルのサイズが長いと移動が増えるし、短すぎても狭くて動きにくいんだよね..。
中でも冷蔵庫の位置はコンロ・シンクに比べて移動ができ、扉の開き方も商品によって異なるから重要なポイントとされているよ。
よくキッチンを使う人の利き手を基準に、以下の順に考えれば家事動線がイメージしやすいよ。
- 冷蔵庫・パントリーから食材を取り出す
- 食材をシンク・作業台のそばへ置く
- 食材を下処理・準備する
- 調理器具・コンロで調理する
- 料理を入れる食器を取り出す
- 完成した料理を食器によそう
- 料理をテーブルまで運ぶ
後述する食器棚への作業動線も組み込むと◎
特徴②動きやすい空間にしている
作業効率・快適さに関わるから、キッチンは動きやすい空間にしよう。
先述した家事動線もだけど、通路幅を確保すると移動・道具の出し入れがスムーズになるよ。
通路が狭いと2人以上で作業するときに移動しにくかったり、道具の出し入れで腕・足が当たったり、ストレスが溜まりがち。
通路幅は約70~120センチが目安とされているけど、 家族がいる / 2人以上で作業する場合は100~120センチ確保するのが理想的◎
我が家は通路幅を128センチにして、少し広めにしているよ。
立地にも左右されるけど、できるだけ動きやすいオープンな空間になるよう意識しよう。
作業時間の短縮&動きやすさにつながるから、配膳するテーブルからキッチンまでの距離も近づけるとGood!
特徴③収納・器具を便利な場所に設置している
キッチン本体だけでなく、使う道具やその収納・設置物も使いやすいようにレイアウトしよう。
道具の出し入れ・設置物が使いやすい配置なら、家事効率を上げて作業しやすい環境を作れるよ。
我が家もすぐ使える家電用収納を作ったり、そばにコンセントを付けたりしたよ。
収納・調理器具の位置は料理のモチベーションにもつながるから、使う物を把握したうえでレイアウトしてみてね。
料理の盛り付けで作業するコンロ・食器を洗うシンク付近に食器棚を配置すると、どちらの作業も動きやすくなる。
「収納」については別の記事でも取り上げているから、以下の記事も参考にしてみてね。
キッチンタイプ6種類の特徴・ポイント
使いやすいレイアウトの特徴について解説したけど、システムキッチンは実はタイプが6種類もあるの!
キッチンタイプによって「使いやすくする工夫」も違ってくるから、それぞれの特徴・工夫するポイントを解説するね。
キッチンタイプで迷っている人も参考にしてね!
タイプ①I型キッチン
「I型キッチン」は、シンクとコンロが一列に収まっているタイプだよ。
システムキッチンの中でもコンパクトだから、小スペースで置けて採用されることが多いの。
I型は料理に必須のシンク・コンロが近いため、他のキッチンタイプより動線を短くしやすいよ。
コンパクトな分キッチンに取り込める収納は少ないので、吊戸棚やカウンターなどを別に設置して対策しよう。
タイプ②L型キッチン
「L型キッチン」は名前のとおり、「L」状の形が特徴的なキッチンだよ。
壁付け式・対面式どちらも対応できるから、片方ずつ壁付け・対面にするという両者のいいとこ取りができるの。
ただL型はI型よりもスペースが必要なので、L型を設置したい場合は広い空間を確保すると◎
角がデッドスペースになりやすいので、調理器具といった滅多に動かさないものを配置しよう。
タイプ③U型(コの字型)キッチン
「U型(コの字型)キッチン」は、3辺囲んだ形状のタイプだよ。
圧迫感が出るけど、シンク・コンロを含めても3辺分の広い作業スペースが作れるので、料理に集中したい人に向いているキッチンなの。
調理のエリア分けもしやすい!
キッチン本体+通路幅で大きい空間になるから、希望する場合は広さを確保してね!
角が2つあるので、調理器具やツール置き場としてスペースを活用しよう。
タイプ④Ⅱ型(2列型)キッチン
「Ⅱ型(2列型)キッチン」はシンク・コンロを別にして、平行に取り付けたタイプだよ。
L型のように片方ずつ壁付け式・対面式で使い分けできるメリットがあり、冷蔵庫を近付ければワークトライアングルにもしやすいの。
向きを変える動作が増えるので、調理器具の接触防止としてシンク・コンロの配置をずらす・通路幅を広めに確保すると◎
タイプ⑤アイランド型キッチン
「アイランド型キッチン」は、壁に付けず島のような独立した配置が特徴的なタイプだよ。
どこも壁に付いていない分、左右どちらからでも移動できて回遊性が高いの。
2人以上で調理するのにも向いている!
平坦なので「キッチン上が丸見えになる」「コンロの汚れ・匂いが移りやすい」といった注意点もあるよ。
上記の対策として、物の収納計画を徹底したり、コンロ周りにパネル設置したりすると◎
タイプ⑥ペニンシュラ型キッチン
「ペニンシュラ型キッチン」は形がアイランド型と似ているけど、キッチンの片側が壁に付いている物を指すよ。
壁へ付ける分アイランド型に比べてスペース確保のハードルが低いから、間取りの自由度を上げられるの。
壁側を他の部屋・空間とつなげれば、回遊率もUP!
ここまで6種類のキッチンタイプを見てきたけど、希望するキッチンを実際に間取りに入れられるのか気になる人もいるよね。
全体的な間取りと合わせられるのかわからない場合、入居後狭く感じったり、不便だったりで後悔する可能性も…。
こんな失敗がないようにある程度イメージを固めておきたい人は、『タウンライフ家づくり』を使ってみるのはどうかな!
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間取りは図面でイメージしやすいし、ハウスメーカーごとの費用も比較できるよ。
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忘れがちな7つのポイント
ここまでキッチンの使いやすいレイアウトについて解説したけど、その他にもチェックしておきたいポイントがあるよ。
計画もれを防ぐために、ここからは我が家でもチェックしたポイントを以下の7つ紹介していくよ。
見たいポイントがあれば、項目をタップして見にいってね!
ポイント①シンクの位置
シンクの位置は使い勝手をイメージして、「我が家では何を優先させたいか」を考えて決めると◎
同じシンクでも、位置を変えるだけで使い勝手が変化するの。
我が家のシンクは、「中寄せ」というシンクの両サイドに作業スペースができるタイプにしたよ。
シンクからコンロまで距離が近いし、片方には水切りカゴを設置できた!
作業スペースを広くしたい場合、シンクをキッチン末端へ配置する「端寄せ」にするのも1つの手だよ◎
シンクの位置も使い勝手に大きく影響するから、各位置のメリットを比べて「我が家では何を優先するかな?」と考えてみよう。
ポイント②ゴミ箱スペース
ゴミ箱スペースは、必ず必要だから間取りの計画段階で決めておこう。
家づくりではいろんな物の場所決めがあるけど、ゴミ箱はよく使うのに忘れがち!
我が家は家電収納の1番下に、引き出し式の隠せるゴミ箱スペースを作ったよ。
旧宅ではゴミ袋が丸見えになっていて、生活感が出てしまってた……!
そんな旧宅の不満も踏まえて、我が家は計画段階でゴミ箱スペースを決めておいたの。
入居後の見た目だけでなく衛生面も配慮できるから、ゴミ箱の位置は早めに決めておこう。
ポイント③キッチンの高さ
キッチンの高さは自然体で作業できるように、よく料理する人の身長に合わせて計画してね。
キッチンが高すぎたり低すぎたりすると、肩や腰に負担がかかってしまうの。
長い時間過ごす場所だからこそ、キッチンの高さにもこだわろう。
“よくキッチンに立つ人の身長” を基準にして、身長÷2+5センチの高さにすると◎
キッチンの向かいに同じ高さでカウンターを設置した場合、物を水平に移動できてスムーズになる。
ポイント④レンジフードの高さ
コンロの上に設置するレンジフードも、キッチンをよく使う人の身長に合わせてね。
とはいえ「建築基準法施工令」や消防庁の決まりにより、火源から80~100センチ以内でレンジフードを設置することが元々決まっているの。
参照元:
他の設備に比べれば、ある程度高さは限られていて決めやすいかな。
だけど基準にした人の身長が高かったら頭をぶつけてしまう可能性もあるので、調整は必要だよ◎
我が家はキッチンカウンター~レンジフード下まで80センチにしているよ!
ポイント⑤キッチンパネルの位置
普段のお手入れがしやすくなるから、コンロ周りにはキッチンパネルを貼っておくとGood!
油はね・料理の飛び散りなど、コンロはキッチンの中でも汚れやすい場所だよね。
調理中の汚れをサッとお手入れできるように、コンロ周りにキッチンパネルを貼って対策すると効果的!
我が家の場合、アイカの「セラール(柄名:ビアンコカララ)」を採用したよ。
キッチンパネルは、コンロの後ろにある勝手口ドアまで延長してもらった!
ポイント⑥炊飯器の蒸気対策
我が家では炊飯器を専用の収納に入れているんだけど、炊飯器から出る蒸気の対策をしているよ。
収納の上に自動換気システムがあるから、閉じた状態でご飯を炊いても換気できるの。
このおかげで、朝早くにタイマーを付けてもスッキリ片付いた状態でご飯が炊ける!
物の劣化・汚れの原因になるから、炊飯器も含めた家電の上に飾り棚を取り付けるのは避けると◎
ポイント⑦コンセントの高さ
キッチン・カウンターにコンセントを付ける人は、隠せる場所・高さに設置すると◎
毎日は使わないコンセントを普段隠しておくと、見た目がスッキリするの!
コンセントへほこりがたまって火事になる「トラッキング現象」を予防できるし、清潔さも保てる◎
キッチンは電気式家電が多いから、コンセント計画もしっかりしよう!
以下の記事でも「コンセント」について解説しているから、詳しく知りたい人はぜひ参考にしてね。
使いやすいレイアウトを知って快適なキッチンを作ろう!
この記事では、キッチンの使いやすいレイアウトについて解説したよ~。
日常生活の中で欠かせないキッチン。
せっかくレイアウトするなら、使いやすくて快適な空間にしたいよね。
使いやすいレイアウトにするまでの計画・調整は多いけど、妥協せずに細かく決めておくと入居後の後悔を減らせるよ!
今回紹介した使いやすいレイアウト・忘れがちなポイントを抑えて、自分・家族にとって快適なキッチンを作ってね♪
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