この記事では、草花“コキア”を植えてはいけない理由について徹底解説していくよ~!
- なぜ外構にコキアは植えてはいけないと言われているの?
- 外構に最適なシンボルツリーってどんなものがある?
外構を計画している中、こんな疑問が浮かぶ人もいるんじゃないかな。
コキアは独特な見た目から植栽候補としてあがる反面、「植えてはいけない」とWeb上で言われることも多い草花だよ。
コキアがよく「植えてはいけない」と言われてしまうのは、独自の特徴・植える注意点があるからなの。
私も外構計画中、業者さんから「コキアはおすすめできない」と言われたんだよね。
代わりにおすすめの植物をアドバイスしてもらえたけど、コキアに興味を持った人はおすすめされない理由も知りたいはず。
今回コキアが「植えてはいけない」と言われている理由を詳しく解説するので、植栽候補にしている人はぜひチェックしてね!
外構に最適なシンボルツリーも合わせて紹介していくよ~。
コキアを植えてはいけない理由とは?
そもそも”コキア”とは、ふさふさした丸いフォルムが特徴的で、秋になると葉が緑色から赤色に変化する草花のこと。
実際の見た目・基本情報は以下のとおりだよ。
別名 | ホウキギ(和名) イソボウキ など |
科名/属名 | ヒユ科/ ホウキギ(バッシア)属 |
原産地 | ヨーロッパ 南アジア |
形態 | 一年草: 1年以内に枯れてしまう草花 |
草丈 | 50~100センチ |
開花時期 | 8月 |
紅葉時期 | 10~11月 |
花言葉 | 「夫婦円満」 「恵まれた生活」 「私はあなたに打ち明けます」 |
紅葉したコキアの見た目はこんな感じ!
赤くなった葉に注目されがちだけど、9月には淡い黄緑色の小花も咲くよ。
コキアを植えると以下のメリットがある一方、「言えてはいけない」と言われてしまうことも多いの。
- 花言葉の縁起がよかったり、風水では邪気を払う意味合いで扱われたりする
- 環境を整えれば痩せた土地でも育ちやすい
- 観賞以外にも、ホウキの材料・食品として利用できる etc.
まずコキアに毒性はないので、人体に危害を加える植物ではないよ!
その反面「植えてはいけない」と言われてしまうのは、コキアの特徴が大きく関わっているの。
ここからは「コキアを植えてはいけない」と言われる理由を、順番に詳しく解説していくね。
特徴を知ったうえで植えたい人のために、後半ではコキアを植えるコツも紹介するね!
理由①こぼれ種で増殖しやすい
コキアは枯れたあとに細かい種をたくさん落とすから、その際のこぼれ種で予想以上に増殖する可能性があるよ。
植物から自然に落ちた種/落ちた種から生えてきた植物を指す。
「種まきしなくていいから楽じゃない?」と思ったかもしれないけど、問題は種の発芽率が高いこと!
こぼれ種によって大量に発芽してしまうとコキアの数が一気に増え、植えているスペースを圧迫してしまうんだよね…。
コキアだけでなく周囲の植物にも影響し、他の植物を植えるスペースがなくなったり、十分な栄養が行き届かなくなったりするリスクもあるの。
鉢植え・コキア専用の花壇で植えたり、紅葉が過ぎたあとに種を採取したりといった対策が必要。
植える場所を制限して種が落ちる範囲も抑えれば、採取しやすくなるよ!
理由②アブラムシが発生しやすい
コキアに新芽が生える頃、アブラムシが発生する可能性が…。
コキアは発芽温度が15度以上なので4月~5月に種を蒔き、1・2週間ほどで新芽が生えてくるよ。
アブラムシは植物の樹液を吸う害虫で、吸われ過ぎるとうまく成長せず、最悪枯れてしまうの。
アブラムシが発生するとコキアだけでなく、周囲の植物にも影響しやすいので要注意。
養分不足だけでなく、アブラムシの排泄物”甘露”を栄養源に黒いカビが繁殖する、「すす病」の原因にもなる。
もしアブラムシが発生した場合、以下の方法で駆除できるよ。
- 手で取る/指ではじく
- 水で流す
- 粘着テープで取る etc.
理由③1メートル以上大きくなる可能性がある
コキアは基本50センチほどの大きさになるけど、生育環境が整っていると1メートル以上になる場合もあるよ。
大きくなり過ぎると、以下のデメリットがあるの。
- 植栽場所のスペースを取る
- 主張が強く、景観のバランスが悪くなる
- 強風・台風の際、風の影響を受けやすい
とくに強風でコキアの茎が折れたり倒れたりすると、周囲の植物をつぶしてしまうリスクもあるよ。
大きくなったときのために専用スペースで育てたり、鉢植えにして移動しやすいようにしたり対策すると◎
理由④枯れたあとの処理が難しい
コキアは枯れると木のように硬くなる“木質化”が起こり、株の処理が難しくなるよ。
木質化で茎が硬くなると、刈り取るとき体力が必要になる!
そしてコキアは枯れたあとに新芽が出ない“一年草”なので、植え替えする場合は株を処理する必要があるの。
枯れた株を放置すると、周囲にある他の植物へ栄養が行き届かない可能性もあるよ。
外構の植物で悩んでいる人は、『タウンライフエクステリア』も使ってみると◎
複数の業者から見積もりと一緒にデザインプランをもらえるので、外構のイメージがしやすくなるの。
我が家の外構も、『タウンライフエクステリア』のプランを参考にして計画したよ!
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【後悔を減らす】コキアを植えるコツ
ここまでコキアが「植えてはいけない」と言われてしまう理由を解説したよ。
コキアは何も知らずに植えてしまうと「増えすぎた」「他の植物が育たない」といった後悔につながりやすいの。
だけどちゃんとコキアの特徴を把握して、事前に対策を打てば問題なく育てられるよ。
コキアを植えるコツは、鉢植え・専用スペースの地植えで、他の植物とは別に管理すること!
他の植物と隔離すればコキアが増えた/大きくなったときや、アブラムシの影響範囲を抑えやすくなるよ。
鉢植え・地植えそれぞれのポイントは、以下のとおり!
鉢植えの場合余裕をもって根も張れるように、サイズが8~10号(直径24~30センチ)の鉢を選ぶと◎
鉢植えにしてコキアが大きくなった場合も、強風のとき移動しやすくなるよ。
地植えで育てる場合はコキア専用スペースを設け、風通しがよくなるように株同士の間隔を30~50センチ空けて植えよう!
風通しがよいと湿気を適度に逃がし、病害虫・カビなどの発生を抑えられるよ。
鉢植え・地植えどちらでも、コキアは日当たりのよい場所に置けばきれいに紅葉しやすいよ。
管理さえ徹底すればコキアは問題なく育てられる草花なので、「自分で育ててみたい!」という人は今回紹介したコツもぜひ参考にしてね。
特徴・植え方も踏まえて、コキアを上手にお世話しよう!
外構に最適なシンボルツリー
前半ではコキアが「植えてはいけない」と言われる理由・植えるコツをお伝えしたよ~。
けれど中にはコキアの特徴を知って、「私には育てるの難しいかも……」って思った人がいるかも。
コキアを育てるのは難しいという人は、代わりに“シンボルツリー”を植えてみるのはどうかな?
家の顔・住まいの象徴となる樹木。
シンボルツリーを植えることで外観をきれいみせ、家の印象も変わってくる。
剪定・周囲の掃除といったお世話はあるけど木なら基本植えっぱなしにでき、種類によってはコキアのように色・花が変化するものも多いの!
今回外構に最適なシンボルツリーを調べてみたから、ぜひ参考にしてね。
今回は「常緑樹」「落葉樹」に分けて、3種類ずつ紹介するよ♪
外構計画を進めている人は、業者も決まったかな?
同じ希望条件でも業者によって価格に差が出てくるから、相見積もりで比較するのがおすすめ◎
我が家のときは、『タウンライフエクステリア』の一括見積もりで比較したよ。
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業者選びのコツも、以下の記事で解説しているよ!
シンボルツリーに最適な「常緑樹」
常緑樹は季節を問わず葉が落ちない樹木のこと。
のちほど紹介する落葉樹のように、一気に落葉したり色を変えたりはしないので、1年中葉が緑色のものが多いの。
樹木がむき出しになることがないので、生い茂る葉を利用したベランダ・窓の目隠しにもなるよ。
そんな常緑樹でおすすめしたいシンボルツリー候補を、3種類紹介していくね~!
科名/属名 | モチノキ科/ モチノキ属 |
原産地 | 日本 中国 台湾 |
形態 | 高木 |
樹高 | 3~10メートル |
開花時期 | 4月~5月 |
観賞時期(実) | 10月~11月 |
花言葉 | 「先見の明」 |
ソヨゴは秋になると雌株で赤い実がなり、ナンテンのような見た目になる樹木だよ。
きれいな見た目の実だけど、軽い毒性があるので人や犬・猫といった動物は食べられないの!
葉を落としにくいため掃除がしやすく病害虫にも強いから、比較的管理しやすいよ。
科名/属名 | モクセイ科/ オリーブ属 |
原産地 | 小アジア |
形態 | 高木 |
樹高 | 3~10メートル |
開花時期 | 5月~6月 |
収穫時期 | 9月~2月 |
花言葉 | 「平和」 「知恵」 |
オリーブは表が緑色/裏はシルバーの葉で、各色のコントラストを楽しめる樹木だよ。
樹木1本でオリーブの実がなる、自家受粉できる品種もあるんだって。
成長速度が速いため年2・3回の剪定作業が必要だけど、乾燥・気温といった環境への適応力が高いよ!
科名/属名 | メギ科/ ナンテン属 |
原産地 | 日本 中国 |
形態 | 低木 |
樹高 | 2~3メートル |
開花時期 | 6月~7月 |
観賞時期(実) | 11月~2月 |
花言葉 | 「よい家庭」 「私の愛は増すばかり」 |
ナンテンは6月~7月頃に白い花が咲き、冬には赤い実がなる樹木。
生育環境によっては、葉が紅葉する姿も見られるの。
ナンテンの実は民間薬として扱われることも多いけど、微量の毒性があるから生では食べないでね!
けれど「難を転じる」「邪気を払う」など縁起のよい樹木として知られているから、シンボルツリーとしてもピッタリの樹木だよ。
シンボルツリーに最適な「落葉樹」
落葉樹は名前のとおり、秋・冬頃に葉が落ちる樹木のことだよ。
常緑樹と違って、一気に葉の色を変える&枯れて落ちる点が大きな特徴なの。
枯れ葉が落ちるので掃除は必要だけど、秋の紅葉を身近に観賞したり、季節の移ろいを感じたかったりする人におすすめな樹木だよ!
これから紹介する落葉樹3つは、紅葉も楽しめる樹木をチョイス♪
科名/属名 | ミズキ科/ サンシュユ(ヤマボウシ)属 |
原産地 | 日本 (落葉樹) 中国(常緑樹) |
形態 | 高木 |
樹高 | 10~15メートル |
開花時期 | 6月~7月 |
収穫時期 | 9月 |
花言葉 | 「友情」 |
ヤマボウシは初夏になると、花のように葉が変化した総苞片(そうほうへん)を見られる樹木だよ。
9月には食べられる実(下画像)もなり、さまざまな表情を見せてくれる樹木なの。
常緑と比べ落葉ヤマボウシは冬の寒さにも強いから、寒冷地に住んでいる人へもおすすめだよ!
科名/属名 | モクセイ科/ トネリコ属 |
原産地 | 日本(北海道~九州) 朝鮮半島 |
形態 | 高木 |
樹高 | 5~15メートル |
開花時期 | 4月~5月 |
花言葉 | 「幸福な日々」 「未来への憧れ」 |
アオダモは別名「コバノトネリコ」とも呼ばれていて、シンボルツリー候補として人気な”シマトネリコ”の仲間だよ。
葉が小さく樹木の下部に生える”下枝”も少ないため、比較的スッキリした樹形なの!
科名/属名 | バラ科/ ザイフリボク属 |
原産地 | 北アメリカ |
形態 | 低高木 |
樹高 | 3~5メートル |
開花時期 | 4月~5月 |
収穫時期 | 6月 |
花言葉 | 「穏やかな表情」 「穏やかな笑顔」 |
ジューンベリーは、6月になると食べられる実ができる果樹だよ!
食用として楽しめるけど、実を求めて鳥も寄ってきやすい点は要注意。
道路・ご近所さん隣への植栽を避けたり、防鳥ネットで対策したりすると◎
短い期間だけど、春には白く小さな花も咲くよ♪
ジューンベリーは落ちた実で地面が汚れやすいため、玄関・駐車場といった場所への植栽は避えると◎
植物の特徴を把握して外構を彩ろう!
今回はコキアを植えてはいけない理由を解説して、合わせて代用できそうなシンボルツリーも紹介したよ~。
コキアは予想以上の増殖・周辺植物への影響が考えられるため、「植えてはいけない」と言われがち。
だけどコキアに限らず、植物は”生物”である以上独自の特徴・育てる注意点があるの。
見た目だけで選ぶのではなく、植物の特徴をそれぞれ把握して事前に対策すれば、問題なく育てられるものが多いよ。
みんなも育てたい植物の特徴・注意点を勉強したうえで、自分の外構を計画していってね。
今回の記事で解説した内容も参考になると嬉しいな♪
外構計画をしている人は、『タウンライフエクステリア』で情報収集するのもおすすめだよ。
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