この記事では、戸建ての火災保険はいくら払ってるのか、その相場をお伝えしていくよ~!
- 戸建てで火災保険に加入したら、いくら払うことになるんだろう?
- 年間保険料を安くするコツってあるのかな?

火災保険への加入を考えている人は、こんな疑問を持つことも多いはず。
火災といったトラブルに備えて加入する”火災保険”。
戸建てだと火災保険はいくら払ってるのか、だいたいの相場を把握しておきたいよね。
火災保険の保険料は、保険会社ごとに設定されるさまざまな基準で変動する。
家財保険や地震保険への加入・加入期間によっても変わるので、保険料へ影響する各基準を知っておくと◎
今回はこれから火災保険へ加入する人に向けて、火災保険の相場&選ぶ基準をお伝えしていくよ!



後半では保険料を抑える方法もお話しするから、ぜひ見てみてね~♪
いくら払ってる?戸建て火災保険の相場と保険料が決まる基準





戸建てだと火災保険でいくら払うことになるのか、検討中の人は気になるよね…。
火災保険は”家財”や”地震保険”への加入有無によって、保険料がかなり変動するよ。
今回は火災保険の相場を知るため、「火災保険比較サイトi保険」「価格.com保険」などの比較サイトで、各条件ごとに保険料を調査してみたよ~。
調べた条件は、以下のとおり。
・新築の戸建て
・建物の保険金額:2,000万円
・家財の保険金額:500万円
・補償内容:住宅火災保険のみ
(火災、落雷、破裂・爆発、風災、ひょう災、雪災)
各サイトにて、以下のパターンごとに保険料を調査。
■建物構造:T構造 or H構造
・火災保険(建物)
・火災保険(建物+家財)
・火災保険(建物)+地震保険
・火災保険(建物+家財)+地震保険
※今回は各加入期間(1、5年)での最低額~最大額を紹介
それぞれの調査結果は、以下のとおり!
T構造での保険料
建物構造についてはのちほど解説するけど、火に耐性がある”T構造”では、1年間の保険料が2,000~19,000円ほど。
2025年時点での最長加入期間である5年間の支払いだと、8,500~89,000円ほどの幅があったよ。
H構造での保険料



T構造より燃えやすい”H構造”だと、保険料がグンとUPしたよ~。
1年間の保険料で4,000~30,000円ほどと、T構造のときよりも金額が約2倍に!
5年間の保険料では18,000~170,000円ほどと、保険料が数万~数十万円に上がったよ。
今回補償内容は住宅火災保険のみに絞ったけど、水災・汚損なども追加すればさらに高くなる可能性が高い。



相場をお伝えしたけど、どうやって保険料が決まるか知りたい人も多いかな?
各保険会社で基準値は異なるものの、保険料はさまざまな基準を加味して決定されるよ。
ここからは保険料が決まる以下7つの基準を、それぞれ詳しく解説していくよ!
戸建ての基準①構造


1つ目の基準は、建物の構造!
火災保険は、建物の燃えにくさによって保険料が変わってくるの。
木造といった燃えやすい構造は保険料が高くなり、逆に鉄骨造・コンクリート造といった燃えにくい構造なら安くなる。
建物の構造は「構造級別」とも呼ばれ、以下の3種類に分けられるよ。
構造級別 | 特徴 |
---|---|
M構造 | コンクリート造・鉄骨造の共同住宅が該当する。 |
T構造 | コンクリート造・耐火性能を備えた木造など、耐火構造の建物を指す。 |
H構造 | 非耐火構造の木造・土蔵造など、M/T構造に該当しない建物を指す。 |



戸建てだと、T or H構造のどちらかが当てはまるよ~。
上記の表だと、上にある構造級別ほど燃えにくい構造!
火災保険を選ぶとき、補償対象となる建物がどの構造なのか、みんなも把握しておこう。
戸建ての基準②延床面積


2つ目の基準は、建物の延床面積!
建物各階の床面積を合計した延床面積は、この合計が大きいほど保険料も高くなるの。
「建築基準法」だと吹き抜け・ベランダなどは延床面積に含まれないけど、それでも戸建ては賃貸住宅に比べると面積が広くなりやすいよね。



お家が広いほど、保険料が高くなりやすいので要注意!
戸建ての基準③所在地


3つ目の基準は、建物の所在地!
火災保険は火災・水災など、各所在地・都道府県の災害リスクに応じて保険料が変動するよ。
たとえば、こんな土地は保険料が高くなりやすい。
- 都市部といった密集地:
火災による延焼のリスクが高いため。 - 海・川沿いの土地:
洪水・高潮といった水災のリスクが高いため - 山付近の土地:
土砂崩れ・落石といった水災のリスクが高いため
etc.
自分の所在地だとどんな災害リスクがあるか知るために、ハザードマップといった資料を確認してみると◎
地震が原因で起こる被害は、地震保険に加入していないと補償対象外になる。
津波といった水災・噴火なども、地震による補償対象になるため要注意。
火災保険と防災の関係性については、以下の記事もチェック♪


戸建ての基準④築年数


4つ目の基準は、建物の築年数!
建物を建ててから時間が経つと構造・設備も劣化していき、台風による損壊といったリスクが高まるため。
「入居後にゆっくり選ぼう」って人がいるかもしれないけど、むしろ新築の方が保険料を安く抑えやすいタイミング!



新築戸建ての人は、入居日に合わせて補償を受けられるように加入手続きしておくと◎
戸建ての基準⑤補償内容


5つ目の基準は、付帯する補償内容!
火災保険は火災に限らず、以下のさまざまな補償を付けられるよ。
区分 | 補償内容 |
---|---|
(基本の補償) | 住宅火災保険火災 |
落雷 | |
破裂 爆発 | |
風災 ひょう災 雪災 ※保険会社によっては一部自己負担 | |
(追加できる補償) | 住宅総合保険水災 |
水漏れ | |
外部からの飛来・落下・衝突 | |
騒じょうによる暴行・破壊 | |
盗難 |
どの補償を付けられるかは選ぶプラン・加入形態によって異なるけど、さまざまなリスクへ備えるほど保険料も高くなってくるの。



火災保険は建物だけでなく、家財に対して補償を付けられる点も重要ポイント!
「豪雨が多い地域だから”水災”を付けよう」「留守が多いから”盗難”を付けたい」など、自分の状況とも照らしあわせてみて◎
戸建ての基準⑥特約


6つ目の基準は、付帯する特約!
建物・家財への補償とは別に、火災保険は以下のような特約を付けられるの。
- 個人賠償責任特約:
日常生活で起きた偶発的な事故によって、人・物へ損害を与えた場合に補償を行う。
(所有物の破壊・自転車事故など) - 類焼損害特約:
近隣住宅へ被害を与えた場合、被害住宅の建物/家財を補償する。 - 臨時費用保険金補償特約:
復旧中の一時的な宿泊費・引越し費用など、建物/家財の復旧以外であてられる費用を補償する。
etc.



先述した補償内容と同様、付帯する特約が多くなるほど保険料も高くなるよ。
戸建ての基準⑦支払い方法


7つ目の基準が、保険料の支払い方法!
火災保険は加入期間や支払い方法でも、保険料に影響するの。
加入期間が長い/まとまった支払い方法ほど、保険料を抑えやすいんだよね!



支払方法も、一括払い>年払い>月払いの順に安くなっていくよ。
【初心者必見】年間保険料を安くする方法&選ぶコツ


前半では戸建て火災保険の相場と、保険料に関わる基準をお伝えしてきたよ~。



自分の選択に応じて保険料へ影響する基準もあるから、みんなも把握しておくと◎
保険料が決まる基準を解説したけど、「安くするには、具体的にどうしたらいいの?」と感じている人も多いはず!
ここからは保険料を安く抑える方法&選ぶコツを、以下の順に紹介していくよ!
年間保険料を安くする方法&選ぶコツ
火災・水災といった、さまざまなお家のリスクへ備えて加入する火災保険。
金銭的に損せず備えられるよう、保険料を安くする方法を一緒に確認していこう♪
方法①保険料が安めの加入方法を選ぶ


保険料を抑えたい人は、ダイレクト型の火災保険を検討してみると◎
火災保険には以下2つの加入方法があり、ダイレクト型はその1つ!
- 代理店型:
・不動産店・金融機関などにある代理店を通じて申し込む
・スタッフと直接やり取りできる - ダイレクト型:
・インターネットを通じて申し込める
・スタッフとの直接的なやり取りはできない可能性が高い
インターネットを介して申し込むダイレクト型は、スタッフとのやり取りがない分中間マージンが発生せず、保険料を抑えられるの!
「誰かへ直接相談したい」って人もいるだろうから、それぞれのメリット・デメリットを比較してみてね。
方法②必要な補償・特約に絞る


先述したとおり火災保険にはいろんな補償・特約があるけれど、加入する優先度が高いものへ絞り込むと◎
いろんなリスクへ備えるのは大事だけど、付帯する補償・特約が多いと、その分保険料も高くなる。
ハザードマップも元に災害リスクを把握して、起こる可能性が高いものを取捨選択していこう。
たとえばこんな風に、優先度の高いリスクから考えてみて!
- 海・川沿いではないけれど、台風の影響が大きい地域だから水災を付帯する
- 子どもがいて物を壊す可能性も高いから、個人賠償責任特約を付帯する
etc.
方法③加入期間を長く&一括で支払う





加入期間・支払い方法も、保険料が高くなるか左右するポイント!
先述したとおり、加入期間が長い&まとまった支払い方法ほど、保険料は安くなりやすいよ。
今回調査した比較サイトでも、一見「1年間」の方が安く見えるけど、長期的な「5年間」の方が総合的には価格が安かった。
とはいえまとめての支払いは金額も高くなるため、自分の経済状況と照らし合わせて検討してね!
方法④割引を活用する


保険会社・商品によっては、特定の条件を満たして受けられる割引があることも♪
用意されている割引は各保険会社で異なるけど、たとえばこんな種類があるよ。
- 新築割引
- 長期年払割引
- オール電化割引
- ホームセキュリティー割引
- インターネット割引
etc.



特定の住宅設備を備えていれば受けられる割引もあるから、お家の情報も要チェック!
方法⑤免責金額を設定する


自己負担する”免責金額”を設定しておくのも、保険料を安くする手段の1つ!
もしものとき自己負担するリスクはあるけど、設定した免責金額の分、支払う保険料を抑えられる。
免責金額は同等の建物/家財を復旧する際に必要な金額が支払われる「再調達価額」で設定されることが多くなっているよ!



一戸建ての場合、建物の建築費用がそのまま評価額になる。
免責金額に以下2つの方式があるので、それぞれの特徴を把握して選んでね!
- 免責(エクセス)方式:
損害額が免責金額を超えた際、超過した分だけ保険金が支払われる - フランチャイズ方式:
損害額が免責金額を超えたときのみ、設定した金額以内で全額補償される
※免責金額を超えなかった場合、全額自己負担になるので要注意
方法⑥複数の保険会社を比較する





同じ条件でもそれぞれ保険料はバラつきがあるので、複数の保険会社を比較すると◎
前半では保険料が決まる基準を7つお伝えしたけど、実際の基準値は保険会社によって異なる。
同じ条件で、3~4社ほどの中から選ぶのが理想的だよ♪
「比較する前に、1社ずつ調べるのが億劫!」って感じる人は、『インズウェブ』というサービスも活用してみて!
SBIホールディングス株式会社が運営している、火災保険の一括見積もりができるサービス。
建物の構造・延床面積などの必要事項を入力すれば、最大15社の保険会社をまとめて取り寄せられる。
効率よく自分に合った火災保険を選びたい人は、『インズウェブ』もぜひ使ってみてね♪
火災保険比較サイト!
基準&選ぶコツを把握して火災保険を安く抑えよう!


今回は戸建ての火災保険でいくら払ってるのか、相場や保険料が決まる基準を解説してきたよ~。
火災保険は対象となる建物の構造・所在地など、さまざまな基準をもとに決定されるよ!
戸建てでの金額は幅が広く、1年間の加入期間だと数千円~数万円ほど。
建物の構造や所在地でも大きく保険料は異なるから、保険料の目安となる基準を把握しておくと◎
下に今回解説した内容をまとめていくから、おさらいしたい人は各項目をタップして見にいってね~。
年間保険料を安くする方法&選ぶコツ



これから火災保険を選ぶ人は、紹介した『インズウェブ』もぜひ使ってみて♪
それぞれの補償内容を見極めて、後悔のない火災保険を選ぼう!
火災保険比較サイト!




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