この記事では初心者さんへ向けて、住宅ローンの選び方を徹底解説していくよ~!
- 住宅ローンを利用して家づくりしたいけど、選び方・見るポイントがわからない…
- 契約を結ぶまで、どんな流れで審査していくんだろう?

家づくりで利用する人も多い住宅ローンだけど、選び方がわからない人、きっと多いよね。
住宅ローンは”金利”を見る人が多いと思うけど、ほかにも重要ポイントがたくさんあるの!
見るポイント・リサーチのコツを知って、自分の借りる額・返済計画に合った住宅ローンを選ぶのが理想的◎
今回は「右も左もわからない!」って初心者さんへ、住宅ローンの選び方を詳しく解説していくよ。
住宅ローンを利用するために必須な“審査の流れ”もお伝えしているから、手順がわからない人もぜひ参考にしてね~。
【4ステップ】住宅ローンの審査~融資実行までの流れ


これから住宅ローンの選び方をお伝えしていくけど、中には以下の疑問がある人もいるんじゃないかな?
- 住宅ローンを利用するには、どんなことをしなければならないの?
- 審査では何を見られるんだろう?



前半では上記の疑問に沿って、住宅ローンを利用するまでの流れをご紹介するね~。
各ステップで具体的にどんなことをするのか、詳しく解説していくね。
ステップ①事前審査


借入先の候補が絞られてきたら、まず各金融機関の事前審査へ申し込むよ。
主に「契約者にローン返済能力があるか」を審査され、結果が出るのは3日~1週間程度が目安。
年収・完済時年齢など審査項目はさまざまだけど、借入額を決める時点で「返済負担率」を意識しておくと◎
年収に対して、ローンの返済額(年間返済額)がいくらかかっているかを示す割合。
以下の計算式で求められる。
返済負担率(%)=年間返済額÷年収×100
※住宅ローン以外の借入がある場合、その返済額も含めて計算する
返済負担率が高すぎたり、他の借入があったりすると、審査に落ちてしまう可能性が高まるよ。



審査項目は金融機関によってバラつきがあるので、審査を複数申し込んでもGood!
具体的な審査項目については、以下の記事も要チェック♪


ステップ②本審査





事前審査を通過したら、続いて本審査!
本審査では申告された内容に齟齬がないかチェックしつつ、より細かい項目を見られる。
提出書類も増え、「返済不可能になったときに担保物件で支払えるか」「団体信用生命保険に加入できるか」などを審査されるよ。
ステップ③契約手続き


本審査も通過したら、いよいよ正式な契約を結ぶよ。
主に以下の契約が結ばれる。
- 金銭消費貸借契約
- 抵当権設定契約
- 保証委託契約
火災保険・地震保険なども、一緒に契約することが多い。
住宅ローンの借入先とは別で検討したい場合、引き渡し日までに加入できるよう準備を進めると◎
ステップ④融資実行


正式な契約を結んだら、引き渡しと一緒に融資実行が行われるよ。
金融機関から借りたお金が、契約者(借り手)の口座へ実際に振り込まれること。
金融機関が開いている平日に引き渡し日を設定して、スケジュールを整えておこう。



金融機関によるけど、返済自体は融資実行した日の翌月 or 翌々月からになるよ~。
【家づくり準備】住宅ローン選び方初心者ガイド!


前半では、住宅ローンの審査~融資実行までの流れをご紹介したよ◎



ここからはみんなお待ちかね、住宅ローンの選び方を解説するね!
とくに意識してほしいポイントは、以下の7つ。
住宅ローンは金融機関によって特徴が異なり、金利以外にも確認してほしい部分が多々ある。
中には事前/本審査で重要になるポイントもあるから、一緒に詳細を確認していこう!
ポイント①借入希望額


具体的な住宅ローンを選ぶ前に、自分たちがいくら借りたいのか、借入希望額を定めておこう。
借入希望額が年収に対して高すぎると、事前審査に通らない可能性があるため。
いくら借りられるかを示す”借入限度額”もあるけれど、これはあくまで1つの目安!
借入限度額内だからといって、生活に余裕を持たせた返済ができるかは、また別の話なんだよね…。



借入希望額を決める目安として、先述した返済負担率を意識すると◎
返済負担率が高いほど”返済で負担がかかっている”ことをあらわしているから、20~30%以内に収めるのが理想的だよ。
ポイント②借入先


住宅ローンを選ぶとき、借入先となる金融機関も要チェック。
借入先によって、金利の傾向・審査の通りやすさなどが変わってくるんだよね。
住宅ローンの借入先候補は、大きく分けて以下の3種類!
公的ローン: 国や自治体の公的機関から借入する住宅ローン | 財形住宅融資 | 財形貯蓄制度のある会社に勤めている人が対象となる、5年間固定金利型の住宅ローン 金利は低い傾向にあるが、利用条件や融資額の制限がある |
自治体融資(制度融資) | 都道府県・市区町村などが提供している住宅ローン 金利が低い傾向にあり、独自の支援・制度を受けられる 金融機関・自治体それぞれとやり取りするため、時間がかかりやすい | |
民間ローン: 民間の金融機関から借入する住宅ローン | 民間融資 | 主に以下の金融機関があてはまる 都市銀行 地方銀行・信用金庫 ネット銀行 etc. 金利は高めだが、住宅ローン商品の種類が豊富 |
提携融資 | 不動産会社やハウスメーカーが、金融機関と提携して提供する住宅ローン 代行手数料がかかるところもあるが、金利の優遇・スムーズな審査を受けられる可能性が高い | |
社内融資 | 社員に対して、企業が独自に提供する住宅ローン 金利の優遇・スムーズな審査がメリットだが、退職時に一括返済を求められることも多い | |
【フラット35】: 住宅金融支援機構と民間の金融機関が提携している住宅ローン | 最長35年間・全期間固定金利型の住宅ローン 金利は高い傾向にあるが、保証人不要・団体信用生命保険の加入が任意といったメリットも多い |
民間ローンは対象の金融機関が多く、銀行によって以下の特徴があるよ。
都市銀行 | 金融庁から「都市銀行」であることを認められ、都市を中心に展開している銀行(2025年7月現在は4行が該当) 金利が低い傾向にあり支店も多いが、審査のハードルが高め |
地方銀行・信用金庫 | 都市銀行以外で展開されている日本の銀行・信用金庫 金利が高め・金融機関によって支店が限られやすいデメリットもあるが、審査のハードルが比較的低い |
ネット銀行 | インターネット上で申し込み・契約などを行える銀行 金利は低い傾向にあるが、審査が厳しく対面窓口がないところもある |
自分や家族の経済状況・事情によって、審査に通る可能性が高い借入先も変わってくるよ。



どんな選択肢があるのか、それぞれ把握しておこう。
ポイント③金利タイプ


返済に大きく影響する金利は、以下3種類のタイプに分かれているよ。
変動金利型 | 年に2回の見直しがあり、返済中に金利が変動する 高騰するリスクはあるが、金利が低めに設定される傾向にある |
全期間固定金利型 ※選択できない金融機関もある | 返済中の金利が固定される 金利は高い傾向にあるが、返済額を固定できるので返済計画を立てやすい |
固定金利期間選択型 ※選択できない金融機関もある | 返済開始からの一定期間は固定金利、期間終了後は変動金利に切り替わる 金利は高い傾向にあるが、状況に応じた柔軟性が高い |
それぞれ金利の傾向が異なるけど、「金利の低さ」だけで決めるのは要注意!
とくに金利が低めの変動金利は、今後高騰する可能性もあるため。
金利の低さだけで決めると、その他以下のリスクがあるよ。
- 金利が低い金融機関へ審査を申し込んだけど、なかなか通過しない
- 金利は低かったけど、事務手数料・保証料などの諸費用で思ったより高くなった
- 今後子どもの教育費がかかってくるけど、金利の見通しがつかなくて不安
etc.
借入先によって数値が異なるから金利のチェック自体は大事だけど、他のチェックポイントも考慮して選んでね。
ポイント④返済方法


住宅ローンには、返済方法が以下の2パターンあるよ。
元利均等返済 | 毎月固定された元金&利息を支払う 支払う額自体は変わらないので、返済計画を立てやすい |
元金均等返済 ※選択できない金融機関もある | 毎月の元金だけ固定される 初期の返済額は多いが、利息がだんだん減っていく |
それぞれ毎月かかる利息が固定 or 変動するかに違いがあり、返済額に大きく関わってくるよ。



どちらの方が余裕を持って返済できそうか、比較検討してみてね。
ポイント⑤金利以外の諸費用





金利以外にも、住宅ローンではさまざまな料金がかかるのもお忘れなく!
たとえば、こんな料金がかかってくるよ。
※名称は借入先によって異なる
- 事務手数料:
借入先となる金融機関に支払う手数料 - 保証料:
保証会社に支払う手数料 - 印紙税:
「金銭消費貸借契約書」といった課税文書を作成する際にかかる税金 - 繰り上げ返済手数料:
繰上げ返済を実施する際にかかる手数料
etc.
金利自体は低くても、これらの料金を合計したら想定以上に高くなることも…!
とくに事務手数料・保証料は借入先によって金額に差があるので、必ずチェックしておこう。
ポイント⑥団体信用生命保険


住宅ローン契約時に加入するのが多い、団体信用生命保険も重要なチェックポイント!
契約者が返済中に死亡 or 高度障害となった際、保険金で残りのローンを完済できる制度。
団体信用生命保険への加入を必須としている金融機関も多いため、審査時に自分・家族の健康状態を確認される。
とくに民間ローンは加入必須なところが多いので、自分・家族の健康状態に不安がある人は要注意。
団体信用生命保険は、借入先によって受けられる保証内容も異なるよ。
中には三大疾病・八大疾病に対応したプランもあるけれど、保証範囲が広がるほど金利や保険料も上乗せされるので要注意!
ポイント⑦対面窓口の有無





借入先のスタッフに直接相談したい人は、対面窓口もチェック!
返済中に何かあったとき、中には口頭でしっかりやり取りしたい人もいると思うけど、借入先によって対面窓口の有無が違ってくるの。
また対面窓口はあっても、店舗数が限られ所在地から遠い可能性もあるので、場所を確認しておこう。
【初心者必見】住宅ローン選びのコツ


ここまで住宅ローン選びで重要な7つのポイントを紹介したよ~。



読者さんの中には、選ぶときのコツを知りたい人もいるかな?
住宅ローンを選ぶとき、以下2点を意識すると◎
住宅ローン選びのコツ
なぜこのコツをおすすめするのか、それぞれ解説していくね。
コツ①借入先は複数比較する


住宅ローンの借入先を選ぶときは、できるだけ複数の場所を比較検討しよう。
住宅ローンは借入先・商品によって、以下のような特徴が違ってくるの。
- 金利の数値
- つなぎ融資の有無
- 金利以外の諸費用
- 団体信用生命保険の加入有無
- 団体信用生命保険の保証内容
- 対面窓口の有無
etc.
世間で評価が高い住宅ローンだったとしても、自分にぴったりかはまた別の話。
借入希望額・返済計画など、自分の条件に合った借入先を選ぶのが◎



とはいえ、すべての金融機関・商品を調べるのは時間もかかって大変な作業!
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『モゲチェック』はとくに大手金融機関との提携が多いので、「よく名前を聞く金融機関は自分に合うのかな?」と思っている人に◎
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コツ②専門家に相談する


「自分たちだけで選ぶのは不安…」と感じている人は、お金の知識を持つ専門家にサポートしてもらっても◎



私がとくにおすすめしたい相談先は、ファイナンシャル・プランナー(以下FP)への相談!
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自分に条件に合った住宅ローンを選ぼう!


今回は初心者さんに向けて、住宅ローンの選び方を詳しく解説したよ~。



住宅ローンは借入先・商品によって、それぞれ特徴が違ってくるもの。
とくに金利以外の諸費用・団体信用保険の加入有無は大きく異なるから、比較しておくと◎
今回お伝えした内容も、一緒に確認していこう。
今回紹介した選び方のポイントは、全7つ!
金利といった返済額に直結する部分が気になりがちだけど、各ポイントもしっかりチェックして後悔を減らそう!
住宅ローン選びのコツ



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